アメリカのケーブルテレビ&ストリーミング最新事情

Game of Thrones(GOT、ゲームオブスローンズ)が今夜、シリーズフィナーレを迎えます。今期の最終8シーズンの展開に納得のいかないファンが、脚本家に対しやり直しを求める嘆願書をオンラインで作成して署名を募ったり、スターバックスのカップが映り込んでしまった放送事故がインターネットやソーシャルメディアで盛大に取り上げられたり、シリーズが終了することを悲観する多くの人たちが翌日月曜の休暇を申請し経済ダメージが予測されるなど話題には事欠かない、まさに社会現象を巻き起こしたシリーズでした。

ゲームオブスローンズを放送しているのはHBOというアメリカのケーブルテレビ局です。ケーブルチャンネルはいわゆる有料チャンネルで、アメリカでは最もポピュラーなコンテンツ視聴方法の1つです。以下のデータはアメリカ人がどのようにコンテンツを視聴しているかという調査の結果です。

アメリカのケーブルテレビ

この調査は2018年9月に18歳以上のインターネットユーザーを対象に実施されたものです。1番多かった回答はやはりケーブルテレビ。日本でも人気になったドラマシリーズだとSex And The CityはHBO、The Walking DeadはAMC、HOMELANDはShowtimeというケーブルチャンネルの番組です。ちなみにアメリカ最大のケーブルネットワークはESPNというアメリカフットボールを放送する局です。これはお国柄ですね。

2位はNetflixやAmazon Prime Videoなど、広告の無い定額ストリーミング視聴です。将来的にはこの分野がケーブルを越えるのではと予想されています。3位はCBS・NBC`・ABCなどの無料ネットワーク、4位はYouTubeに代表される広告有りの無料ストリーミング視聴でした。

日本でテレビ離れが叫ばれているように、アメリカでは“映画館離れ”が指摘されています。一部の映画関係者からはストリーミング視聴の広がりを批判する声も聞かれます。しかしこの傾向はドラマや映画・スポーツ番組などの、コンテンツ自体の衰退を表すものではありません。Netflixの登場、スマートフォンの普及により、視聴スタイルの多様化は今後も加速していくでしょう。