2019年:アメリカ中小企業のSEOサービス利用状況

アメリカでのWebマーケティング戦略の一環として、SEO対策は欠かすことができない要素の1つです。Google Analyticsを使ったアクセス解析で得られるデータなどを元に、テクニカル面・コンテンツ面双方に少しずつ改良を加え、PDCAを繰り返しながらオンライン上でのプレゼンスを向上させて行くこと、これがSEOの目的です。

 

伝統的な企業の中には、Google検索結果の順位を上げることになんの意味があるのかと思っている会社もありますが、検索結果のポジションが1つ上がるとアクセス数が20~30%上がると言われており、アクセスの増加はセールスの増加に直結します。特にアメリカでは日本と違ってGoogleが検索エンジン利用の9割以上を占め、1人当たり1日平均3~4回のキーワード検索を行い、86%の人は位置情報の検索にGoogle Mapを利用するというデータが出ています。Googleはアメリカ人にとってもはや生活に欠かせないインフラであり、そこでのプレゼンス向上は企業にとって売上げアップだけでなくブランディングも意味するのです。

デジタル先進国のアメリカでは早くからSEOの重要性を理解し、企業もその規模に関わらずSEO対策にリソースを割いています。今回、従業員99名以下のアメリカの中小企業1,200社を対象にしたSEOに関する調査結果が公開されました。ここから、現在各企業が利用中のSEOサービスの月額費用・満足度・利用した結果などのデータを見ることができます。

 

  1. SEOに掛ける月額コスト

Monthly Average

調査対象の1,200社の平均は497ドルでした。しかにこれには幅があり、年間コスト1,000ドル以下の企業もあれば、2%の企業は年間25,000ドルを費やしており、その平均が497ドルとのことです。

 

2. 満足度

Satisfuction

続いてSEOサービスへの満足度の結果です。月額コストが500ドル以上の企業は、500ドル以下の企業よりも約53%、満足度が高いという結果が出ています。

 

3. どのようにSEOサービスを見つけたか?

How to find

最も多かったのは「紹介」で28%。僅差で「Google検索」が26%、続いてYelpなどの「オンラインレビューサイト」が18%という結果でした。ランキング内のほとんどが口コミとオンラインサーチに集約されるようです。

 

4. SEOに期待すること

seo-clients-value

企業がSEOに期待することで最も多かったのが「新規顧客の開拓」でした。続いて「ウェブサイトへのアクセス増加」「ブランドの認知向上」「信用性・信頼性構築」など多岐に渡りますが、「SNSのフォロワー増加」や「メルマガ購読者の獲得」などはSEOにはあまり期待していないということが分かります。

 

5. 結果に対する納得感

Confused

27%の企業が「提供されたサービスが複雑で透明性に欠けている」と回答、25%の企業が「何に対し費用を支払っていたのか分からない」と回答しました。これは一重に、企業側とSEOサービス会社のコミュニケーション不足・説明の不十分が原因と思われます。

 

6. SEOサービス会社を変更した理由

Reasons for leaving

SEOサービス会社を変えたことがある企業のうち、その理由として82%が「結果への不満」でした。続いて81%が「コストへの不満」であり、こちらも大きな要因となっています。

 

いかがでしたでしょうか?

企業がSEOに期待すること・掛ったコスト・それに対する結果、これらのバランスが崩れている場合は企業側の不満となりやすく、最悪の場合サービス契約の終了という結末になりかねません。一方で、SEOサービス提供側の説明や透明性が不足しているケースもあります。コミュニケーションを充分に取り、お互いに良い関係を保つため努力することが欠かせません。