アフィリエイトマーケティングとインフルエンサーマーケティングの共通点と違い

アフィリエイトマーケティングとインフルエンサーマーケティング、アメリカではどちらもマーケティング手法の1つとして、大手企業からスタートアップまでよく使われています。全然違うもののように思えるこの2つですが、一般ユーザーを活用するという点では実はよく似ています。両者の特徴を詳しく見ていきましょう。

 

アフィリエイトマーケティングとは?

・成功報酬型のマーケティング

「アフィリエイトで稼ぐ」と言うと、一昔前は個人ブログなどにバナー広告を設置し、そこからクリックがあった場合に広告出稿側がブログ運営者に報酬を支払う、という手法が一般的でした。今でもそのモデルは存在しますが、現在のコミッションモデルはもっと多様化しています。ただ「ユーザーからのアクションが発生した場合に報酬が発生する」という点は共通です。このことから、アフィリエイトマーケティングは『成功報酬型』と言えます。

ちなみにアメリカでは、アフィリエイトマーケティングへの支出が毎年10%ずつ上昇しているというリサーチ結果が出ています。

Affiliate marketing spending

Affiliate marketing spend in the U.S. 2010-2022 Source: Statista

・利用されるプラットフォーム

アフィリエイター側は主に、自身で運営するウェブサイトを使って商品やサービスを告知することで報酬を得ます。最近のアフィリエイトマーケティングは「購入につながった場合、売上の〇%がコミッション」「定期購読のサインアップにつながったら一律〇ドルの報酬」などのケースが多いため、依頼側は不正が行われないよう、またアフィリエイター側は自分の手柄をきちんと証明できるよう、確実にユーザーの行動を追跡できる必要があります。そのため、追跡が難しいSNSページはアフィリエイトには利用ができません。

・初心者でも手軽に始められる『Amazon Associate Program』

「アフィリエイトで副収入を得たいが、どう始めたら良いかわからない」という人には、Amazonが提供する『Amazon Associate Program』がおススメです。Amazonで売られている商品を選んで自分のブログなどで紹介し、それを見たユーザーがAmazonで購入すれば、規定の報酬が支払われます。Amazonのアフィリエイトプログラムは購入額に対する報酬の割合が低いので、本格的に稼ぎたい人には向きませんが、未経験の方が手軽に始めてみるには良いと思います。

 

インフルエンサーマーケティングとは?

・先行投資型のマーケティング

『成功報酬型』のアフィリエイトと違い、インフルエンサーマーケティングではあらかじめ同意した額をインフルエンサー側に支払い、商品やサービスを告知してもらいます。効果があってもなくても支払う金額は変わらないことから『先行投資型』と言えます。

タレントやスポーツ選手などの有名人が起用されるケースもありますが、インフルエンサーマーケティングと言うと最近ではSNSでフォロワーの多い一般人の活用を意味することが大半です。実際、アメリカのマーケターへの調査では、フォロワー10万人以下の“マイクロインフルエンサー”と呼ばれるレベルのインフルエンサーとのキャンペーンが全体の88%という結果が出ています。

・利用されるプラットフォーム

インフルエンサーマーケティングで利用されるのはInstagramほぼ一択です。前述のマーケターへの調査でも、96%がInstagramと回答しています。これはインスタグラムがビジュアルメインのプラットフォームであることと、SNSの拡散する特性にマッチするからでしょう。

・効果測定の難しさ

年々盛り上がりを見せるインフルエンサーマーケティングですが、一方で効果測定の難しさと、フラウドと呼ばれる不正(Likeやコメントなどのエンゲージメントを、ボットなどを使って水増しする)への対応はずっと課題として残り続けています。インフルエンサーを起用する際には、事前のしっかりしたスクリーニングがポイントです。

 

存在感を増すUGCマーケティング

UGC(User-Generated-Content = ブランド側でなく一般ユーザーが作成するコンテンツ)の活用は、近年のマーケティングにおいて急上昇中のトレンドです。アフィリエイトマーケティングとインフルエンサーマーケティングは、このUGCマーケティングの一例です。

新型コロナによるパンデミック以降、デジタルマーケティングの重要度が増していること、またそれ以前より、企業発信の広告よりも第3者からの情報の方が消費者に受け入れられやすい傾向が広がっていたことなどが追い風となり、今後も両者ともにさらなる成長が見込まれています。