インスタ投稿のリーチが少ないのはなぜ?『10%ルール』の仕組みと対処法を解説

「インスタのフォロワーは多いのに、投稿が全然リーチしない。」という悩みを持つ方は多いと思います。

Instagramで会社・団体などのページを“ビジネスアカウント”として運用していると、個人アカウントでは見られないオーディエンスの詳細や、投稿の様々なパフォーマンスのデータを取ることができます。『リーチ (Reach)』はその中のデータの1つで、投稿が何人に表示されたか(正確には何アカウントに表示されたか)を表します。同じ人(アカウント)に複数回表示された数も含めた延べの表示数は『インプレッション (Impression)』と呼ばれ、リーチ数はインプレッション数よりも少ないのが普通です。

 

フォロワー全員に表示されるわけではない

インスタグラムの投稿は数年前までは時系列にフィードに表示されていました。しかし現在は、普段からよく“いいね”やコメントを付けているアカウントの投稿が優先表示されるようにアルゴリズムが変更されています。ご自身のインスタフィードを見てみてください。フォローはしているのに、投稿があまりフィードに流れてこないアカウントもあることが分かると思います。それではせっかく投稿しても、普段からいいねやコメントをしないフォロワーにはまったくリーチできないのか?というとそうでもありません。

 

インスタグラムの『10%ルール』

インスタグラムにおける『10%ルール』をご存知でしょうか?これはインスタグラムからオフィシャルに発表されている情報ではありませんが、デジタルマーケティング業界ではほぼ間違いないとされているセオリーで、新い投稿はまず10%のフォロワーに表示されテストが行われるというものです。

このテスト期間は10分から1時間と推測されています。このテスト時間以内にリーチした10%のユーザーの反応が良ければ、アルゴリズムが「これは良いコンテンツ」と判断し、残りの人にもリーチをし始めます。続く反応が良ければ良いほど残りの90%にも表示される割合が高まるので、リーチ数を上げるためにはこの試験的10%のユーザーのリアクションがとても大切であることが分かりますね。

 

エンゲージメント率を上げることに注力しよう

インスタグラムを含む多くのソーシャルメディアで、“エンゲージメント (Engagement)”とは、いいね・シェア・保存・コメントなど、ユーザーが何かしらの行動 (Interaction)を取ったことを表します。1つの投稿に対してエンゲージメントが多いこと、特に長文のコメントなど質の良いエンゲージメントは、アルゴリズムにその投稿が「良いコンテンツ」「ユーザーが求めている情報」「表示する価値の高い投稿」であることを示す重要な指標となります。

 

インスタ投稿は量よりも質が大切

投稿後、最初にリーチする10%のユーザーの反応が大切であることを考慮すると、より高いエンゲージメント率を獲得できるコンテンツを作成することがポイントになってきます。「インスタは毎日投稿しなければならない。」と思っている方もいるかもしれません。毎日投稿することは悪いことではありませんが、“なんでもいいからアップする”ことで質の悪いコンテンツを投稿し、エンゲージメント率を下げてしまってはリーチ数は伸びません。

インスタグラムはビジュアルがメインのSNSです。またSNSは根本的に、コミュニケーションのためのプラットフォームです。この2点をふまえ、質の悪いコンテンツを量産するよりも、質の良いコンテンツとユーザーとの丁寧なコミュニケーションを心掛けましょう。

 

アカウント自体のアクテイブさも指標

投稿のエンゲージメント率を上げる以外にも、重要なポイントがあります。それはそのアカウント自体が、ユーザーからのリアクションに応えていたり、他アカウントの投稿に対しアクティブに反応しているかどうかです。

繰り返しになりますが、ソーシャルメディアはコミュニケーションのためのツールです。これらはよりアクティブに“いいね”や“シェア”、コメントを残す人を、そのプラットフォームを活性化してくれる重要なユーザーとして認識します。普段から他の投稿に“いいね”や“シェア”をすること、投稿にコメントが来たら返信する、少なくともそのコメントに“いいね”を返すなどして、一方的な発信だけにならないよう注意しましょう。

 

インスタグラムは世界で10億人の月間アクティブユーザー・1日当たり5億人のアクティブユーザーを持つ巨大なソーシャルネットワークです。ユーザー数が増え続けることで投稿は溢れ返り、フォロワーへリーチすることは日に日に難しくなっていて、現在の投稿リーチ率は平均2~10%と言われています。自身のアカウントのオーディエンスをよく知り、期待されているコンテンツ・質の高い投稿を心掛け、エンゲージメント率向上を目指すことが大切です。