『イカゲーム』に見る、Netflixで見てAmazonで買うユーザー購買行動

Netflixのオリジナルシリーズ『イカゲーム (Squid Game)』。皆さんはご覧になりましたでしょうか?今年9月17日にNetflixでリリースされると瞬く間に全世界で大ヒット、Netflixは400万人以上の新規加入者を獲得したと言われています。そしてこのイカゲーム大ヒットの影響は、ユーザーの購買行動にも及んだようです。

イカゲームコスチュームのAmazon検索が激増

イカゲーム Amazon

イカゲームが公開された2021年9月17日から2週間もたたずに、“squid game costume”はAmazonでもっとも多い検索ワードの1つになりました。公開翌日にはAmazonで191,190位だった検索順位は、10月1日には2位となっています。

Netflixの公式サイトで販売されているグッズはTシャツのみで、WalmartやTargetなど大手小売り店でも取り扱いはありません。Amazonで販売されているこの緑のジャージは非公式グッズですが、それだけAmazonセラーの市場への反応の速さが見て取れます。

 

ただし、ハロウィーンには間に合わない

これらのジャージをハロウィーンの仮装用に購入しようと思っている人、または最近注文した人は残念ながら、10月31日には間に合わない可能性が高いでしょう。これらはAmazonプライム対象商品ではないので翌日には届かないのと、大半は中国で生産されるため配送にかなり時間が掛かると見られています。流行り廃りの速いオンラインストリーミングの世界で、イカゲームブームはまもなく終息すると思われます。

 

ユーザー行動から見えたこと

この現象から見えたことの1つは、Amazonが消費者にとって、何か商品を探すときに一番初めに使うプラットフォームとなっていることです。Netflixの公式ストアがイマイチ冴えないことも手伝い、Amazonは広告やプロモーションを一切する必要なく、タナボタ的にこれらの買い物客を獲得しています。

これはAmazon側の、ユーザーニーズへの反応の速さが大きく影響していると考えられます。”Squid game”で検索をすると、今では1万点以上の関連商品が出てきますが、これは他の小売店やオンラインショッピングサイトにはないスピード感です。Amazonは模造品や低品質のプロダクト、スパムなどでたびたび問題になることもありますが、これらの問題は消費者の需要に最速で対応しようとすることと表裏一体なのかもしれません。